るねの日常

有限と無限を超えた無限へ

嫉妬は甘美であり、超えるべき類いのものである

浮気された。

初めて真剣に付き合った人が浮気した。

これは、3年前の出来事

彼女が風呂に入っている時にスマホをみた

LINEやメールをみた。

そこには、複数の男からいろいろな誘いの言葉があった

確かに男とはそういう生き物である。

しかしながら、自分の彼女はそれらに応じないだろうと

思っていた。信じていた。

そのままスマホを見ない選択もできた。でもみたくなった、

止められなかった。たぶん心の片隅で浮気してるんじゃないかと

疑っていたんだろう。鼓動が激しくなるのを感じた。

人間が平然と嘘をつくのをこれから目の当たりにする、

そう思ったら鼓動が加速し、頭がドクドクしだした。

 

受信したメールに

「今度は、白の下着を着けてきて、一生懸命抱くから」

この文面を見つけたとき、胸がドキッとした

浮気が確定したのである。

 

いままでの関係ってなんだったのか、

彼女のことを想い過ごした時間はなんだったのか、そんなことを

考えた。憎しみはなかった、ただ彼女と浮気した男に嫉妬した。

彼女がその男をどう思っていたのかは、わからない。

けれど、身体を許したのは事実。

数か月間、今までと同じく恋人関係を続けた。その間の

胸のモヤモヤは、凄まじいものだった。疲れにつかれた。

シェイクスピアの『オセロー』を読んで泣いたりもした。

 

 

ついに彼女に浮気のことを聞いた。いつから?とか誰?とか

彼女は何も言わない。ただ、僕の目をみて涙をつーと流した。

僕はもうしないでねと言った。

 

それから僕は、嫉妬について考えた。こんなにつらい感情ってあるのか。

結局、解決策は嫉妬を肯定することだった。嫉妬できるのも、実は貴重な

人生の一コマなんだと。

嫉妬しないで死んでいく命もある。

本当の嫉妬を知らない以前の自分よりかは、成長した。

それから、なぜか嫉妬に対してそこまで恐れなくなった

免疫ができたのかもしれない。